皆様こんにちは。そろそろ裸足でサンダルの季節がきますね。
本日は夏の水虫についてお話します。
水虫とは?
白癬菌というカビによる感染症で、梅雨の時期から増えはじめ、6~8月の
ジメジメした蒸し暑い時期に最も多くなります。
水虫の検査法
患部の皮膚を少し採り、顕微鏡で白癬菌の有無を確認する方法が一般的です。
(足の水虫のタイプ)
●趾間型
指の間にできやすくカサカサしている乾燥型とジクジクしている浸潤型 があります。かゆみがない場合があります。
●小水疱型
足の裏や側面に小さな水ぶくれができ、乾燥すると皮がむけます。
かゆみがない場合があります。
●角質増殖型
かかとを中心に足の裏の皮膚が厚くなり、ひび割れたり、白く粉をふいたようになります。
かゆみがないことが多いです。
治療
基本的にぬり薬(抗真菌薬)で治療しますが、症状に応じて飲み薬で治療することもあります。
爪の水虫
爪水虫は足の爪に発症することが圧倒的に多く、水虫患者の90~95%を占めています。
●爪の色が白や黄色に濁る
●爪の厚みが増す
●爪がもろく崩れやすくなる
治療
爪の表面は硬いため、ぬり薬ではなかなか爪の奥まで薬が届きません
最近の治療では爪の内から作用する飲み薬(抗真菌薬)がよく用いられます。
飲み薬を服用する場合には、あらかじめ血液検査を行い、肝臓や血液に対する副作用を未然に防ぐようにしています。(服用中も定期的に検査を行います。)
症状により異なりますが、3~6ヶ月くらい飲む必要がありますので、
根気よく治療を続けましょう。
効果的なぬり薬の使い方
白癬菌は症状のない場所にも潜んでいることが多いので、
足の指の間と足の裏全体にぬりましょう。
入浴後にぬると、お薬が浸透しやすく効果的です。
★水虫かな?とおもったら 受診してください★